2000年4月30日第8回 川遊び 野草の試食会


 平成12年4月30日、天候にも恵まれ、多摩川兵庫島において野草の試食会が行われました。
 今回は河原の野草を天ぷらやお茶にして試食することによって、味覚で川の体験を行い、天然ものとは一味違う多摩川野生の草花の味を体験・堪能できました。


 集まった人はボランティアの方も含め、45名です。
 開会式では、注意事項などが話されました。
 身障者の方々のために用意した野外用車イスの説明をしていただきました。


 講師である柳田友邦さんと、榎本正邦さんによって、解説を聞きながら、野草を摘みました。
 身障者の方々ともいっしょになって、野草摘みを楽しみました。


 野草摘みが終わり、調理をして野草の天ぷらをいただく時間がやってきました。
 野草の天ぷらを食べて、皆さん思ったよりも美味しいと大好評でした。


レポート:長島守正
 多摩川癒しの会に参加して
 癒しの会の当日は、心もうきたつような、新緑滴る晴天であった。電動車椅子で会場の兵庫島に向ったが、多摩川河川敷は、野球、サッカー、ゲートボール、家族のハイキング、等など、活気に溢れていた。
 ひさしぶりに知人らと顔を合わせ、会話も弾んだ。植物の説明を聞いた後、海浜用の車椅子に乗り換え、天ぷら用の野草の採取に向かった。セイダカアワダチソウ、ヨモギ、西洋タンポポの花、イタドリ等など、早速テーブルを囲み、乾杯、揚げたての野草の天ぷらの試食、に舌づつみを打ちながらの雑談に時を、また障害を忘れ、太陽光のもとに楽しい1日を過ごすことが出来た。
 この会を計画していただいた方々、天ぷら等でお世話いただいたボランティアの方々に感謝申し上げます。


写真提供:石田恭子(たつなみ会)


 今回、初めて参加及び主催させていただきました。
 最初はどうなるか不安ではありましたが、たくさんの人たちの助けもあり大成功に終わったと思います。本当にありがとうございました。
 野草の天ぷらなんて、まずいと決めつけていましたが、実際食べてみると、非常に美味しかったので、驚きました。野草のお茶も大変美味しかったそうです。(自分は飲めませんでしたが)
 普段、あまり外に出ない生活になりがちな身障者の方々も、大変喜んでくださいまして、本当にうれしかったです。(たまがわネット 大谷昌照)