第9回 川での福祉と医療と教育の全国大会 in世田谷
(2008年9月5日〜7日)

第1日目(9月5日)参加レポート(参加者・藤井知明)
 
 本イベントの主催は、表題実行委員会/(財)世田谷トラストまちづくり/国士舘大学/せたがや水辺の楽校/NPO法人川での医療福祉教育研究所/そして当会多摩川癒しの会で、世田谷区/国土交通省関東地方整備局/東京都建設局などの行政が後援しています。
 会場は国士舘大学世田谷キャンパス梅が丘校舎です。

以下概要を報告します。
プログラム
10:30 開会挨拶 実行委員長(財)世田谷トラストまちづくり理事長 森下 尚治氏
10:40 来賓挨拶 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所長 鈴木 研司氏
      ”ここ数日、日本各地で大雨洪水の被害が発生し、多摩川でも危険水域を越え警戒警報が出され、二子橋下流
      ではあと1メートル水位が上がれば堤防を越流する事態が発生したと河川管理者としてのご報告をされ。次に、
      多摩川は年間約2000万人が訪れていて、環境保全団体等もたくさんあり、その中で当多摩川癒しの会の活動
      状況を話されました。” 
10:50 日程説明 実行副委員長 国士舘大学教授 北川善廣氏
11:10 報告会「水辺空間再生に向けた世田谷区の取り組みについて」
      世田谷区みどりとみず政策担当部長 井伊 和子氏
       ”世田谷区では現在暗渠の旧水路や側道を現存する湧水、池、地下水、下水道水等を水源とした水辺再生事業
      の概要が報告された。今回の研修「川でのストレス緩和効果の計測」の現地「北沢川緑道ふれあいの水辺」は
      平成元年に測量調査が開始され、住民団体等の意見交換が毎年行われ、平成17年度までに1,335mが整備さ
      れた。”
13:00 研修「川でのストレス緩和効果の計測」講義
      老若男女併せて30名が事前に被験者として選ばれ、緑地、水辺散策前後のストレス緩和効果を測定
      被験者A(20名)・B(10名)に分かれ、アンケート調査、唾液テスト、指による脈拍・血流テストを会場にて行う。
14:00 会場よりバス(約20分)で北沢川緑道宮前橋で下車、ここで現地第1回各々テスト、以降約1km下流の代沢せせ
      らぎ公園まで散策し途中1回と終点で再テストを実施した。
16:00 解散

以下、写真を参照

国士舘大学世田谷キャンパス梅が丘校舎
1階ロビーのパネル展
行政(東京都・世田谷区)
財団法人(世田谷トラストまちづくり)
NPO・任意団体
(多摩川癒しの会・野川流域連絡会・野川とハケ
の森の会・せたがや野川の会・世田谷水辺の楽
校)


会場内で被験者テスト

現地到着時の最初の被験者テスト

北沢川緑道(宮前橋附近)

同左

桜橋附近


なお、本イベント第2日目(9月6日)は第1部「川で遊ぶ・学ぶ体験学習」(9:00〜12:00)を世田谷区内小学校の児童、保護者を対象に多摩川左岸河川敷宇奈根公園周辺で、カヌー・ボート乗り体験、ガサガサ生物観察を行った。
第2部「基調講演と座談会」(13:00〜15:20)は国士舘大学世田谷キャンパス梅が丘校舎で基調講演「都市の中のくらしとユニバーサルデザイン」ユニバーサルデザイン研究者 石田 亨平氏、座談会「都市でのユニバーサルデザインの課題と提案」ユニバーサルデザイン研究者 石田 亨平氏・武蔵野美術大学教授 齋藤 啓子氏・NPO法人ケアセンターやわらぎ代表 石川 治江氏が行った。
第3部「分科会」(15:40〜17:20)第1分科会「都市に潤いをもたらす川」、第2分科会「川での福祉と医療と健康」第3分科会「川での集い、学び、育ち」、第4分科会「川に宿る生命」が行われ、当多摩川癒しの会の長谷川会長は第2分科会のパネリストとして参加された。
第4部「交流会(18:00〜20:00)
第3日目(9月7日)第5部「分科会総括パネルディスカッション、記念鼎談」国士舘大学世田谷キャンパス梅が丘校舎 以下プログラムを記します。
「総括開会セレモニー」
9:00 開会挨拶 名誉大会会長(世田谷区長) 熊本 哲之氏
9:10 来賓挨拶 国土交通省関東地方整備局河川部長 金尾 健司氏、同 東京都建設局河川部長 広木 良司氏
9:40 分科会総括パネルディスカッション(第1部〜第4部のコーデネーター)
11:00〜11:50 記念鼎談 前取手市建設部長 塚本 昇氏、NPO法人ケアセンターやわらぎ代表 石川 治江氏、(財)石狩川振興財団振興部長 荒関 岩雄氏