活動記録 H10.10.31

芋煮会開催の速報

たまがわネット 荒木 稔

さる10月31日に多摩川癒し研究会の第2回研究イベント−芋煮会−が開かれました。

写真を中心に当日の模様を速報いたします。

最高の秋晴れとなり、参加者も増え、今回は約180名の人々が参加しました。内訳は障害者30数名、二子玉川小スポーツ少年団を中心とする小学生及び子供約50名、一般ボランティア約100名です。今回の特徴として、川崎の人々の参加が増えたこと(約20名)および今回初めて狛江からも参加していただき、多摩川を縁にして癒しの交流の輪が広がったことがあげられます。なお、狛江からは多摩川四ケ領用水400年の会会長横山十四男さんが参加されました。

スタッフは10時から準備を開始しましたが、11時頃には参加者が集まりだし、野外用車椅子を使って散歩したり、めいめい多摩川のすがすがしい雰囲気を楽しんでいました。

参加者には到着して受付をしていただき、同時に簡単な健康アンケートをしていただいたのですが、受付に来るまでの間に、素晴らしい多摩川の雰囲気に触れて、「もうとても良い気分になってしまった」という人ばかりで、アンケートの趣旨である「川の癒しを受ける前の」健康状態を知るということからすこしはずれたデータになりそうな点が不安です。

12時20分頃から簡単に開会式を行いました。お世話になっている京浜工事事務所の栗原秀人所長さんはじめ数人から挨拶をいただきました。その後まず芋煮会です。缶ビールも到着して和やかな雰囲気で芋煮を食べました。とても美味しく、次々におかわり。芋煮が初めての人も何回も食べたことのある人も「美味しい」という共通の感想を持つことが出来ました。準備と実施を担当されたべにばな会さんの材料選別や調理方法が素晴らしかったことによるのですが、多摩川のすがすがしい空間で食べるという事も味をより引き立てたことと思います。

芋煮の後はリバーアート。草や石を使ってさまざまな作品を作りました。ほとんど全ての人が始めての体験。大人も子供もさまざまなアート作品を作りました。指導者は多摩川センターの榎本さん。

今回釣りは、松本三郎さんの試し釣りで、釣果が期待できないことが判りましたので現場の判断で残念ですが取りやめました。

野外用車椅子の試乗はとても好評でした。「河川敷に来た時、このような車椅子が用意されていて使えるととてもよいのだが。」という意見が出ていました。車椅子を貸していただいた(財)日本レジャースポーツ振興協会の山崎部長さん、足立評議員も見えて、使い方などを指導していただきました。

最後に閉会式を行い、参加者の方から感想をいただいたり、べにばな会さんはじめサポートしていただいた皆さんにお礼を述べてイベントを終了しました。

参加者には帰る前に再び健康アンケートをお願いしました。また感想はハガキを渡して、後刻かいていただき投函するようお願いしました。

多摩川の水面の向こう側に大きな夕日を見ながら後片付けをして事務局も解散しました。

山形の「ザ・芋煮」を実現していただいたべにばな会の皆さん。こんなに美味しい芋煮を食べさせていただいて、心から感謝します。
芋煮の調理風景。次々におかわりの椀が運ばれる。

芋煮の調理風景。

河川敷は風が強いので、風除けの板囲いをしています。

芋煮のなべ。

ほぼ全ての参加者が、「予想より美味しかった」「こんなに美味しいものとは思わなかった」という感想を持ったようです。世田谷区山形県人会のべにばな会さんの料理ノウハウは相当なものです。まさに芋煮のプロ。

ひとりひとりリバーアートに取り組む。草を使う人、石を使う人さまざま。
子供達は未来のピカソ。石に絵を描き込み、思い出の作品が出来あがり。
草を使ったリバーアートに取り組む。全員が始めての体験でした。
車椅子のご婦人は、なんと明治36年生まれの95歳。今回参加者の最高齢者です。かくしゃくとした雰囲気で挨拶していただきました。
長谷川会長と一緒に記念撮影。リバーアートの作品が出来て、気持ちが充実した一時。
野外用車椅子の試乗。草原や砂利の広場での利用は、乗っている人にとっても、介助している人にとっても、とても快適です。普通の車椅子は全く使えません。
子供達野外用車椅子でおおはしゃぎ。素晴らしい遊具にもなりました。
野外用車椅子の試乗も今回の遊びの一つでした。(財)日本レジャースポーツ振興協会さんから借用しました。大洗海岸の海水浴場でつかっているものです。