活動記録 H11.2.28
 2月28日、おだやかな早春の陽射しいっぱいの二子玉川兵庫島で、多摩川癒し研究会が主催する第3回川遊び「多摩川で凧上げを楽しむ会」が開催されました。

 ボランティアスタッフは、午前10時に現地に集合。70名余りが準備作業を行いました。

 そのさ中、11時30分からは、二子玉川流域をゲレンデとする初めてのEボートとしてデビューする、多摩川・リバーシップの会の「リバーシップ号」の進水式が行われ、リバーシップ会員、スタッフ等が見守る中、シャンパンの栓が抜かれました。

 午後1時からの開会式の頃には、合計参加者約160人を数え、長谷川幹会長(桜新町リハビリテーションクリニック院長)はじめ玉川町会長や建設省京浜工事事務所からの挨拶の後、いよいよスポーツカイト・デモンストレーションがスタート。寒さを感じない陽気だけに風が弱く、デモンストレーションには決して良い条件とはいえませんでしたが、ボランティアとして参加したチーム・ミストのメンバーがテクニックでカバーして演技を披露してくれました。

用意された、根村さんに習う「必ず上がる凧つくりコーナー」・えのきんたまるの「多摩川のススキを使った凧つくりコーナー」・パン種を竹棒に巻き付けて炭火で焼く「焼いてみよう、遊ぼうパン」・「ミルクティーコーナー」はいずれも人気上々、どこから先にまわろうか迷うほど。でき上がった凧の糸をしっかり握って、会場を駆け回る子供たち、見守るお年寄り、カイト体験に夢中になっている車椅子の人。みんなニコニコとして嬉しそうでした。

  一方、係留されたEボートがみんなの興味をひき、当初予定していなかった、一般参加者の試乗が行われました。京浜工事事務所の栗原所長の提案で、野外用車椅子を船に積み、安全性を確かめた上でハンデのある方が試乗するという場面もあり、水遊びシーズンがきたら、このボートが大活躍しそうです。

閉会式の頃には、ちょうど良い風が吹き始め、チーム・ミストが再度カイト・デモに挑戦。3人のメンバーが並んで同時にカイトを上げて先頭をいく凧を次々と凧が追う妙技、複雑な動きに絡むかと見えてほぐれる糸を、みんな真っ青な大空を見上げ、歓声を上げながら見守りました。

 多摩川癒し研究会では、今後もこうした「年齢差、ハンデを超えて河原に集い、楽しい川遊びをしながらバリアフリーの町づくり・川づくりを考える」イベントを企画していきます。今後のイベントに興味のある方は是非メールを!!