活動記録 H11.8.8
写真:建設省京浜工事事務所 山田政雄河川環境課長 撮影

 

第5回 川遊び「川下り&釣り」に参加して

たまがわネット 荒木 稔

 去る8月8日(日)第5回川遊び「川下り&釣り」が「多摩川・リバーシップの会」との共催で行われました。

炎天下、障害者を含め総勢160名の老若男女が参加しました。内訳は一般70名、スタッフ60名、スポーツ少年団30名です。 ゴムボートとチューブによる川下りはとても人気があり、300mくらいの区間ですが、何度も下った人が多く、黄色いライフジャケットが水量の多い川面によく映えていました。

 釣りは元町会長の松本三郎さんの指導の下、野川で棹から糸を垂らし全員が釣果を上げました。ただし「ハリより小さい魚がかかった」という程の小魚ですが、実際に釣れたときの感覚はすばらしいものです。

 この他、休憩時間には「イヌタマ・ネコタマ」のワンちゃん3頭が特別に会場まで来ていただき、犬との交流が行われました。 障害者の方はご家族の方と一緒に参加された方もおり、こんな身近なところで家族で水遊びができるとは思わなかったと喜んでおられました。またスポーツ少年団の少年少女と障害者の交流も行われました。

 スタッフの集中力と、「多摩川・リバーシップの会」会員をはじめとするボランティアの活躍で、事故がなく充実したイベントとすることができました。 なお、参加者の方で杖を忘れて帰った方がおられました。参加者が杖を忘れてスタスタと帰ってしまった程楽しい河原のイベント。多摩川の癒し効果をもっと沢山の方に知ってもらいたいという気持ちがますます強まりました。

以上


真夏の一日、大変お疲れさまでした。 交流促進がかりの担当としての感想です。 

たつなみ会 石田 恭子

 準備段階は省きまして、11時40分現場を後に集合場所の駅に向かいました。参加者が集まり始めたのは12時過ぎ、12時30分ころからはグループにおける交流のための準備としてグループ分けをしました。 まず、スポーツ少年団の5年生の人数を把握。7人とのことでしたので7つのグループに分けることとし、そこに下級生、一般の参加者(障害者やサポーターなど)、当日係の方々を入れてグループをつくり、各グループごとに、リーダーとグループ名を決め現場へと出発。

 駅から現場までの道々、ふと見ると少年団の子どもたちが、障害者の手を取っていたり、傷害をもった子どもの乳母車を押しその家族にとけこんでいる様子などが見られました。声をかけなくても自然とできていることがわかり、とてもうれしく思いました。毎回参加して貰っている成果なのかも知れません。現場について各自受付をすませ早い方は着替えもすみ開会式となりました。先ほどつくったグループに、現場集合の方々をいれ交流準備はOKでした。 

 さてここからですが、「各自、自分がやりたい所へ」と案内があったら「交流グループでの行動はどうなるのか?」と疑問を持ちましたが、私自身、計画がはっきりしていなかったため様子をみていましたら、当日係りの方がリーダーになっている班は川遊びの所では班ごとに並び順番を待っている、又、リーダーより「班で行動しているがいろいろな方が入っているので一緒の行動は難しい」などと話があり、その時点で「各自で自由行動をするように」と勝手ではありましたが指示を出しました。

 グループ行動とは(ここでは普段付き合うことのない人と出会い・交流する)同じことを一緒に行動することだと思っていましたが、とても川遊びの現場では難しいと思います。型にはまったやり方でやればできるとは思いますが、自由に川で遊び楽しんでもらうためにはどうしたらもっと交流ができるのか計画をしっかりたてることが大切ではないでしょうか。現場に入ってからの「グループで遊ぶ遊び方」についても考えなければならないと思いました。しかし、今回の場合、現場についたまではよかったのですが、後、あのグループ作りは何だったんだろうと自分自身反省、もっと打ち合わせをしっかりとしておけば良かったと申し訳なく思います。

以上


 多摩川癒し研究会では、今後もこうした「年齢差、ハンデを超えて河原に集い、楽しい川遊びをしながらバリアフリーの町づくり・川づくりを考える」イベントを企画していきます。今後のイベントに興味のある方は是非メールを!!