この日は2週間ぶりの公式戦、しかも1勝1敗でもう負けられないオールディーズにとっては非常に重要な試合である。
薄暮迫る快晴の田代球場にて17時30分いよいよプレーボール。
しかし、オールディーズは立上がりから守備が崩れる。
先攻スピリタス1回表の攻撃、先頭バッターがいきなりセンター前へクリーンヒット。
いきなり２盗を決め、続く４球目に今度は３盗を試みる。捕手鈴木からの早急をサード明神が後ろにそらす間にいきなり先取点を奪われてしまった。
これでペースが乱れたのか、先発須藤が後続打者に四死球を与え、更に内野の守備の乱れで満塁のピンチを迎える。ここで走者一掃のタイムリースリーベースを打たれ、初回いきなり５点のビハインドを追うことになった。
１回裏のオールディーズは好調真田が三遊間を破るヒットで出塁すると、牽制悪送球で３塁まで進む。ここで４番鈴木の打球はショートの前で大きく跳ねるラッキーなタイムリーヒットで１点をすかさず返した。
その後は先発須藤も回を追うごとに立ち直り、1-7の６点ビハインドで迎えた５回裏オールディーズの攻撃。
先頭の鈴木（賢）が今シーズン初安打をライト前へ放つと、続く黒河の当たりも完璧に真芯を捉えレフト線へツーベースを放つ。１死後、真田の打球をレフトがエラーする間に１点を返す。さらに相手バッテリーの２つのパスボールや、内野のエラーを絡めて一気に３点を返し、流れはオールディーズに傾き始めた！！
これで4-7、まだまだ逆転のチャンスあり！と後半攻め立てたオールディーズであったが、相手投手が最後まで集中力を切らさず、最後は気迫のこもったピッチングで後続を押さえ込みゲームセット。
オールディーズは立ち上がりの浮き足立ったところで先制パンチをもらい、これが最後まで尾を引いてしまう形となり、非常に悔いの残る結果となってしまった。
これでSC公式戦は１勝２敗。厳しい状況に追い込まれたがまだまだ諦めるのは早い。
次節以降全勝目指して１戦１戦を大事に戦って行くしかない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記事：編集長