2005年5月8日(日)
練習試合 対東龍戦

清川村運動公園野球場にて同じ座間市Cクラス所属の東龍を迎えて行われた1戦。
オールディーズ先発は今シーズン初登板のベテラン大江。昨シーズンは持病の腰痛を患い、一度は野球生命を諦め、ゴルファー転向も考えたかつての大エースが復活のマウンドへ上がった。
往年のスピードと切れは衰えたものの、変化球のコントロール、打者との駆け引きは全く衰えておらず、立ち上がりから安定感抜群のピッチングで凡打の山を築く快調な滑り出し。
均衡が破れたのは4回表東龍の攻撃、1死から大江の投じた外角のストレートを柴田選手が逆らわずにライト方向へ流した打球は清川球場特有の狭いライトフェンス(通称レッドモンスター)を越える先制のソロアーチで1点を先制される。しかし後続を落ち着いて打ち取り大江は4回2安打1失点無四球の上々の出来でマウンドを片桐に譲る。
対するオールディーズ攻撃陣は6回まで東龍の3投手の継投の前に、片桐、足立、阿部の散発3安打に押さえ込まれ、チャンスらしいチャンスを全く作れずにいたが、最終回1死から大江がライトフェンス直撃のシングルヒットで出塁すると、続く阿部がこの日2本目のヒットでチャンスを広げ、1死1・2塁。続く黒河の3球目にピッチャーの投球がワンバウンドになりキャッチャーが後ろに逸らすが不運にも審判の足に当たり、ボールはキャッチャーの真後ろへ落ちたにもかかわらず、2塁ランナーの大江が何を思ったか遅い足(本人は全力疾走とのことだが・・・)で3塁へ走り出す。
キャッチャーがすぐにボールを拾って3塁へ!らくらくアウトのタイミングであったが、キャッチャーの送球が大暴投となり、幸運にも土壇場で同点に追いついた!
その間に阿部も3塁まで到達し、一挙に逆転サヨナラのチャンスを迎える。
ここで黒河の打った打球はボテボテのサードゴロ。サードが取って1塁へ送球しアウト。
と、ここでも何を思ったか、阿部が中途半端な走塁で離塁し過ぎて三本間で挟まれてしまう。
延長戦突入かと思われたその時、またしても奇跡は起きた。なんとキャッチャーが追いかけながらサードへ投じた球が左へ逸れて悪送球となり、阿部がホームへ生還しオールディーズの逆転サヨナラ勝ち!
東龍ナインは十中八九勝利を目前にしながら最後にミスが出て勝利を逃し、がっくりとひざまづいた。
逆に奇跡の逆転サヨナラ勝ちで東龍戦の不敗神話を守ったオールディーズは歓喜に沸いた。
両チームともに引き締まった好ゲームであったが、最後は走塁に最も縁のない二人の選手が結果的にオールディーズに勝利を呼び込んだ形となった。
来週(5/15)はオールディーズ、東龍ともに座間市春季社会人大会の2回戦がある。
お互い本日の反省点を修正して共に勝利し、準決勝での再戦を誓いあった。
                       記事 編集長

*この日2安打を放った阿部(写真:左)と勝星はつかなかったが復活のマウンドを見事なピッチングで飾った大江(写真:右)、また最後は二人の走塁で勝利を呼び込んだ形となり文句なく??ゲームMVPに選出された。