| ミサ聖祭で福音朗読の後、司祭は福音書をおしいただいて「キリストに賛美」と唱え、会衆は「キリストに賛美」と応唱します。そのあと司祭は「読み上げられた福音によって、わたしたちの罪が清められますように」と沈黙のうちに祈ります。
司祭叙階を目前にして、ミサの所作や典文を準備している時、この言葉に接して新鮮な驚きを覚えたことを今でも覚えています。
読み上げられたみことばによって罪の赦しを得るというすばらしい恵みを、案外知っていないのではないかと思います。
聖書を読みましょう。みことばに接しましょう。と勧められますが、とかく読書という面でとらえられ、魂の清めという深い真理と恵みにはあまり気づかないでいるのではないでしょうか。
その面で慣れた人は、祈りと黙想を加えながら自分のペースで読み進んでいくことができますが、手始めに「聖書と典礼」の終わりに示されている朗読箇所を探して読むことが勧められます。これは毎日司祭がミサ聖祭を捧げるときに朗読される箇所で、この日、全世界の司祭と心を一つにして同じところを読みながらみことばに接し、清められる信仰の体験をすることになります。「各自お持ち帰り下さい」というメッセージは、「みことばに接しましょう」という意味も含んでいます。
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