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 原子爆弾の被災を受けた被爆都市のイメージとしてよく「祈る長崎」という言葉が用いられますが、それがどこに由来するのか分かりません。しかしわたしはすぐに「長崎の鐘」、「ロザリオの鎖」などの著者永井隆博士を思い起こします。

 永井博士は、ご自分が被災され、白血病に犯された身でありながら、被爆者の治療に専念され、床に伏す身になってからは祈りながら多くの著書をもって「いのち」と「平和」への希求を訴え続けられました。

 ご自分の亡きあと、残されて生き抜いていかねばならない子どもさんへの思いを込めて「この子を残して」、「いとし子よ」などの著書を通じて、信仰者として当時の多くの「戦災孤児」に対する愛のまなざしと心を人々に願い続けられました。

 今年は永井隆博士生誕百周年にあたり、先生を慕う国際的なグループが先生の願っていた「いのちの鎖・愛の鎖」を広げようとシンポジウムやコンサートを企画されています。あらためて先生の信仰心から生じてくる、いのちの大切さと平和への願いを味わっていきたいものです。

 シンポジウム 1023  上智大学
 コンサート  114  東京カテドラル