| 残暑が続いていた9月半ばのある夕方、空一面に赤黒い幾筋もの畝のような夕焼け雲が出ていました。このような不気味な夕焼け雲を見るのは初めてでしたので、一瞬どきりとするとともに、次の瞬間、これは地震の前兆ではないかと不安になり、聖堂の方を仰ぎながら、「地震の災難から救ってください」と連願の祈りをするばかりでした。
その翌日、何事もなく目覚めて胸をなでおろし、感謝の祈りをしながらベットから起き上がりましたが、その日の朝刊には東南アジアで大きな地震の起きたニュースが報じられており、愕然としました。
最近、「緊急地震速報」というシステムによって、わずかですが地震波の到着を事前に知らせるそうですが、切実な問題として、その時間に自分は何をするだろうかと、具体的な場所と状況を考えて、計画を立てている人がどれほどいるでしょうか。多分わたしは阪神大震災の時もそうでしたが、おろおろと動き回り、収まるのを待つだけで何も出来ないのではないかと思います。
毎日を平穏に過ごしているようでも、何事があるかわかりません。いつ何時、神さまのもとに呼ばれるかもしれません。11月、死者のために祈るとともに、わたしたちが祈っていただく時のことも考えるべきです。
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