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 1981年春、教皇ヨハネ・パウロ二世が日本を訪れてくださいました。大阪から後楽園の歓迎ミサに参加して帰ってきた信者さんが、「ローマ巡礼で教皇様にお会いしても、こちらから出向くのだが、今回は教皇様がわたしたちを訪れてくださった」と興奮しながら語ったのを思い起こします。その時、間もなくローマにいくことになっていたわたしは、そちらで、何回も教皇様にお会いできるだろうと考え、出向かずに生涯に二度とないようなチャンスを逸してしまったことを悔やみました。

 「あなたにとって、教皇様の来日は何でしたか」というテレビのインタービューで、キリシタン殉教者の末裔に当たる信者さんは、すかさず「光でした」と答えられたのには心打たれました。「パッパ様がお出でになる」と言い残しながら亡くなって言ったキリシタンの約束が、今こそ実現されたときです。

 星の光に導かれて東の国、異邦人の国の学者は、イエスを拝みに出掛けました。キリストの代理者として、教会を導かれる教皇様が、東の果ての国に光として訪れてくださったのです。この喜びをわたしたちは大切に保っていかねばなりません。

信仰の光がわたしたちの心に輝く年であってほしいと思います。そして、年の初めにあたり、与えられた信仰の恵みを心の中に、わたしたちの周りに輝かせる一年でありたいと願っています。