| ルルド」と聞くとどのような思いや思い出を持っているでしょうか。ルルドに詣でて心ゆくまで祈ることのできた巡礼者の話を聞きながら、是非行ってみたいという思いに駆られるとともに、その反対に、俗っぽい門前町のイメージが駆け巡って、行かない方がよいぞという思いが交錯していました。
ところがいざルルドの巡礼団に加わって訪れると、聖域内の静粛さと祈りの雰囲気に圧倒されました。もちろんその他の場所はそれなりに賑やかさを呈していましたが、訪れた時が少しシーズンからはずれていたのでしょうか。それほどの混雑に巻き込まれずにすみました。
わたしたちがこの世に生きていく限り、世俗に混じっての生活が当然ですが、そのような日常生活の中に神様との一致を深めて、聖なる部分を広げていくことが信仰者の心構えです。チマッティ神父様はこれを「二階建ての生活」と表現しておられました。
明日は、無原罪の聖母がマッサビエールの洞窟にお現れになって百五十年の記念になります。その間、多くの人がルルドを訪れて、どれほどの恵みに浴したことでしょう。特に世俗のうちに生きながらも心を清め、聖なる領域に高めていこうとする決意を頂いて帰った人も多いでしょう。
四旬節のプログラムとして、これにならって聖なるところに心をおく努力をしたいものです。
|