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忘れ得ない聖地巡礼の思い出の一つは、エルサレムの聖墳墓教会の聖なる墓の上でミサ聖祭を捧げたことです。巡礼の指導司祭がその地に精通していたこと、一人の巡礼者の弟さんが日夜そこの修道院で聖墳墓を見守っているフランシスコ会司祭であったことなどが幸いし、しかも「ドン・ルイジ。あなたは遠いところから来たのだからあなたがミサを捧げなさい」と言われ、参加した数名の神父様を差し置いて、普通では味わえない特別な恵みに浴しました。墓所の洞窟内は狭く、介添えの神父様と二人で入るのがやっとの空間でした。他の人は入り口から覗き込みながらの参加です。
いざ祭壇に近づくと、昨日訪れたときにあったランプとか、置物とか、飾り布とかはまわりから一切除かれ、大きな大理石の上にコルポラーレ(聖体を置く布)を一枚置くだけの祭壇でした。
聖墳墓教会と言えば、イエス様の十字架の御死去と御葬りのことを考えて祈りますが、ミサの進むうちに、聖変化のあと、実際にこの場所にイエス様が葬られ、横たえられたのだ、そして、この場所からよみがえられたのだという復活の神秘を思い、震えの止まらないほど感動を覚えました。「もう一人の弟子も中に入り、見て信じた」(ヨハネ20・8)と述べられているその同じ真理を実体験した瞬間でした。
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