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教皇様は、聖パウロ生誕二〇〇〇年にあたり、来る六月二十九日より一年間を「パウロ年」と定め、キリストに「選ばれた器」(使徒行録9・15)として異邦人に福音を述べ伝えた聖パウロに目を向けるように促しておられます。
聖パウロは、神の恵みによって「迫害者から宣教者に」回心したことを生涯忘れることなく、異邦人の使徒としてあらゆる困難にも屈せず、その使命を果たし続けるとともに次のように叫ぶことができたのです。「わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません、そうせずにはいられないからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。」(一コリント9・16)
わたしたちも洗礼という偉大な恵みによって神のいのちに与ることが出来たことを充分理解するならば、聖パウロのようにそれに応える謙虚な姿勢を貫くことができるのではないでしょうか。
「パウロ年」の間に、もう少し聖パウロを知るようにつとめ、使徒行録の後半、回心から宣教活動に進む不屈の精神、とりもなおさずキリストへの愛を実践した姿や、回心して信仰生活を始めた信者に宛てた手紙などをゆっくり読み直すことは大きな喜びと、恵みになります。
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