FONS(フォンス)はカトリック碑文谷教会の広報誌です。教会聖堂にて配布しております。





VOL.90  2007.12.23



90号の主な記事
 善意の人に平和    ―あなたがたは光の子―     主任司祭 小坂 正一郎 神父
 クリスマスの心        神は沈黙の友―     マザー・テレサの言葉  訳 椿 歌子
「ミサ典礼における先唱と朗読」勉強会          パウロ 田岡 浩一
ユース・フェスティバル                   日曜学校リーダー 大川 千寿
・ 教会委員会だより 10〜11月               ヨハネ 岸井 啓悟
世田谷南宣教協力体だより                   ヨハネ 岸井 啓悟

善意の人に平和    ―あなたがたは光の子―    小坂 正一郎 神父

  二日ぐらいかけてやっと聖地に到着し、今夜は聖誕教会の夜半ミサに参加できると期待しながら空港を後にしようとしたとたん検問所があります。何気なく見るとその横には戦車がドーンと構えています。ああ、ここは日本じゃないのだと気を引き締めざるを得ません。その時はテル・アビブ空港で日本人青年の乱射事件があった後で、空港や観光地は特に厳しい警戒が敷かれていました。

  エルサレムからベツレヘムに行くまでに、検問の兵士が二回もバスの中まで入ってきて、一人ひとりパスポートと深夜ミサの入場券を提示するよう要求されました。いよいよ聖誕教会の近くになると、バスから降ろされ、ほとんど照明のない道を不安にかられて進みます。広場に入る前に検問所を通りながら、不要のようなバッグなどは保管させられ、あげくの果てに男女別々の列で、今度は一人ひとりが幕の下りた電話ボックスのようなところで身体検査を受けてやっと聖誕教会まえの広場に出ました。薄明かりの中でよく見ると、そこら中にライフルを構えた兵士が警戒し、建物の屋上には同じくライフルで身を固めた兵士の動きまわるシルエットが夜空にはっきりと見えます。ライフルの着弾距離内など経験したこともないわたしは、もう不安にかられ夢にまで見た聖誕教会での深夜ミサの感動など起こるどころではありませんでした。

 翌日はよく晴れ渡った気持ちよい降誕祭で、検問など一切なくスムーズに、聖誕教会を訪れることができました。他所の巡礼者に混じりながらイエス様の生まれた場所に赴き、心ゆくまで祈りをささげて、広場に出てくると、日本人のグループは兵士を囲んで話し合っています。昨夜とは一変した冬の穏やかな日差しの中で、私も兵士の肩にかかっているライフルに触れてみました。兵士もにこやかに見ています。昨夜のあの暗闇の中の警戒、不安、不信感などは何だったのだろうと考えさせられました。

 「あなたがたは光の子、昼間の子です。わたしたちは夜や闇には関係ありません」(Iテサロニケ5,3)と言われながらも、わたしたちの心がベツレヘムでお生まれになった幼子の光に満たされ、信頼のうちに交わらなければ、不信と不安を増幅させるだけで世界に平和は訪れません。

  いつも「地には御心に適う人々に平安」(ルカ2,14)と歌うとき、あの聖夜の闇と光のコントラストを思い起こしながら、「闇は光に打ち勝たなかった」(ヨハネ1,5)と言うありがたい言葉を噛みしめます




クリスマスの心   ―神は沈黙の友―   マザー・テレサの言葉


    祈りの魂は、深い沈黙の魂です。
    沈黙は、美しい祈りの果実です。
    口の沈黙だけでなく、
    心の沈黙、
    目の沈黙、
    耳の沈黙、
    頭の沈黙をも、
    私たちは学ばなければなりません。
    これを私は5つの沈黙と呼んでいます。

     
    神は沈黙の友です。
    自然をごらんなさい。
    木々や、花々や、芝生は沈黙のうちに育っていくでしょう。
    ごらんなさい、
    星や月や太陽は、沈黙のうちに動いているのです。
    そのような沈黙のうちで、神は私たちに話しかけられます。
    そこで神は私たちの魂に語りかけ、
    私たちは神の声を聞くのです。

    沈黙の実りは信仰です。
    信仰の実りは祈りです。
    祈りの実りは愛です。
    愛の実りは奉仕です。
    そして、奉仕の実りは沈黙なのです。

    心の沈黙の中で、神は話しかけられます。
    祈りと沈黙の中で神と向かいあうなら、
    神はあなたに語りかけてくださるでしょう。
    そして、あなたは、自分が取るに足らないものだということを知るでしょう。
    あなたが自分の「無」や「空」に気づいたときにはじめて、
    神は、自分自身であなたを満たしていくことができるのです。

    沈黙は、物事に対する新しい見方を与えてくれます。
    そして、魂に触れるためには、この沈黙が私たちに必要なのです。
    神は沈黙の友です。
    神の言語は、沈黙です。
    「じっとして、私が神であるということを知りなさい。」




「ミサ典礼における先唱と朗読」勉強会     パウロ 田岡 浩一

   去る11月4日(日)ミサの後、一年ぶりに典礼委員会主催の勉強会を行いました。ミサは私達一人ひとりが神を賛美し、祈りを捧げる場であることは言うまでもありませんが、それだけでなく何らかの形で典礼に参加する、即ち奉仕することが大変重要です。
  今年は、「ミサ典礼における先唱と朗読」と題してことばを通して典礼に奉仕することを考えることにしました。ミサ典礼の中で声を出して読むことの重要性について、理解を深めて行こうというものです。
 40名程の参加者にお集り頂き、小坂神父様の導入のお話とお祈りを頂いた後、講師の大井薫さんによりミサ典礼の流れを再確認するところから始まりました。
  最近では「聖書と典礼」が必ず用意されていますので、殆どの信徒はこれを見ながらミサに与ります。
 しかし、本来朗読奉仕は会衆が聖書を見ないで理解できるようことばを伝える必要があります。神のみことばである福音に合った旧約聖書や使徒書を読むことによって歴史的に一貫した救いをより良く理解するためであることを考えると、朗読奉仕者の役割は決して軽いものではありません。
  十分な練習と朗読者自身の理解の上で聖書の言葉を伝えることに致しましょう。その日のみことばを暗記して伝える聖職者もいます。こうした努力は私達も是非見習いたいものです。
  建物や日本語への対応についても確認致しました。聖堂の広い空間では、建物が空気の振動をよく伝える一方で、残響(リヴァーブ効果)も付きまといます。
  また日本語は文末で意味が決定され、しかも強く読むと押し付けがましくなります。こうした建物や言語の特徴から「少しゆっくり」「語尾をはっきり」といった配慮も必要です。実際に参加された方に、使徒書を読んで頂き、その場で録音・再生して全員で再確認しました。
  典礼委員会では、今後もより良い典礼への奉仕を目指して勉強会を計画したいと考えております。皆様からのご意見もお待ちしております。



ユース・フェスティバル        日曜学校リーダー 大川 千寿

 11月4日()ユース・フェスティバルが調布サレジオ神学院(調布教会)で行われました。主にサレジオ会の教会・学校から、多くの小中高生や青年・スタッフが集まりました。遠くは浜松教会からの参加もありました。  今回のテーマは、「いのち・みぃ〜んなかみさまからのおくりもの」でした。ミサでは、当教会の前主任司祭・ロロピアナ神父様が説教をしてくださり、「神様とつながっていられれば、いつも青々とした葉っぱのように活き活きしたいのちを生きられる」と「いのち」の意義を分かりやすく説明されました。このほか、協力者のお母様方が作ってくださったおいしい食事をいただいたり、屋外ゲームを楽しんだり、青年・神学院有志による劇を鑑賞したりと、心を一つにして楽しい時間を過ごしました。
 私たちは、「みぃ〜んなかみさまからのおくりもの」というテーマを引き続き教会での日曜学校・中高生会の活動でも深めていくことにしました。一人ひとりが神様からの贈り物であるいのちを大切にし、それをまわりの人たちに伝えていくことができれば、と考えています。
 フェスティバルの準備過程から、トゥイ神学生をはじめとする神学院の皆さんや各教会の青年・スタッフの皆さんには大変お世話になりました。ここに記して感謝するとともに、サレジオの青年のパワーをこれからもっと高めていければいいなと思います。
 なお、今回のテーマソングとなった「神様からのおくりもの」は、今年の当教会の日曜学校の活動から誕生した歌です。今後、日曜学校が参加するミサなどで歌われることがあるかと思いますので、その際はぜひご一緒にお歌いください。




教会委員会だより 〜10〜11月〜      ヨハネ 岸井 啓悟

カテドラル献金について

 東京カテドラル大聖堂屋根の大規模修理の献金の呼掛けは、
11月いっぱいとする。また、カテドラルのための祈りのプリントを11月のミサの聖書と典礼に入れ、会衆全員でお祈りをする。

合同堅信式 (1021日)の反省

@ 田園調布教会での合同堅信式はスムーズに終了した。

A 通常の主日のミサとは別に、午後2時から堅信式を行ったのは典礼の意味でも良かった。

B 堅信票(個票)について、胸に付けるネームプレートにしてはと、幸田司教様から提案があった。

C 来年は10月(日時は未定)碑文谷教会にて、3教会の合同堅信式が行われる。

クリスマス・ミサ  実施手順・確認事項

@ 6・8・1012時の各ミサを「教会主催」に統一する。

A 各ミサの責任者を決める。

B 各ミサごとに責任者と役割を決める(個人名リスト作成)・ミサ責任者・先唱者(各式司祭と事前打合せ)・朗読者・侍者・奉納奉仕者・鐘つき担当・聖体拝領時の案内係・聖歌隊・献金奉仕者・受付担当者・場内整理係

C 駐車場、場内外の整理の詳細も決める。

D クリスマス・ミサで例年配布する本は、今年新たにプリントとして作成し、受付で配布する。これは、回収せず 持ち帰っていただいてもOKとする。

その他

@ 日曜学校と教会の信徒データとが一致・統一していないため、初聖体・堅信対象者への連絡にずれが生じている。改善する必要がある。

AFONSラックを撤去し、そこへ告解台(1基)を移動し、聖堂内で告解をする環境をより良くする(11月末までに実施)B 聖堂内に結婚式の花嫁の控え室がないので、聖堂後方にパーテーションの設置の検討をしたい(主任司祭より)


世田谷南宣教協力体だより   ヨハネ 岸井 啓悟

1 合同納涼祭(8月25日)の 反省 

 2004年「宣教協力体の日」としてスタートし、今年で4回目であるが、来年に向けては、各教会でこの行事について 当初の目的に適っているのか、信徒の負担にはなっていないか等を反省して、考えていくことが必要である。

2 宣教協力体、地区協議会に 関する確認

  「宣教協力体の今後について」(岡田大司教)が配布され、概要について大瀬神父から説明があった。(この要点は)当初、宣教協力体が一つの小教区になることを目指すと謳ったが、今の時点ではこの方針通りにはいかないと感じている。当分は「宣教協力体」として協力を続け、深めていただきたいと思う。地域によっては事情が異なり、将来的にも一つの小教区になることが不可能(あるいは適当でない)と考えられる地域が多くあり、個々の地域の状況に応じた進め方を考えていく必要がある。また、今後の「宣教協力体のあり方」として、
@ 運営の基本方針は、弾力的・段階的ということであり、教区全体の均一化をはかるのではなく、地域の特性や各宣教協力体の自主性が尊重される。
A 世話人司祭 各聖堂共同体には主任司祭が置かれる。主任司祭は従来の権限と責任を保持する。司祭の一人が世話人となる。異動がない限り、任期は2006年復活祭から三年間となる。
B 司祭連絡会 宣教協力体の司祭は一〜二か月に1度連絡会を行い、宣教司牧の情報交換と司祭同士の協力について連絡・調整をする。

3 宣教司牧評議会について

@ (藤浦委員より)7月21日開催されたテーマ「教会生活と宣教における神のことばについて」で、背景として来年10月にシノドス(世界代表司教会議)が開催されることがあり、教区の現状について意見交換を行ったこと等の説明があった。

A この宣教司牧評議会委員は、来年度より、藤浦委員(上野毛教会)から平野南保さん(田園調布教会)になることが決定された。







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