カトリックとは何ですか
キリスト教には、大きく分けてカトリックとプロテスタントがあります。
ともにキリスト教で聖書も同じですが、聖書の解釈とそれぞれの教えには、多少の違いがあります。
カトリック教会は、教えも指導も世界中で一つになっています。
最高指導者は「バチカン」に住むローマ法王です。教会では「教皇」と呼びます。
教会は「教区」に分かれていて、各教区の責任者は「司教」です。
日本には16教区があります。なお、各教区の中に多数の「小教区」があります。
プロテスタントは16世紀、宗教改革の時、カトリックから分かれたものです。
現在、世界中2万ほどの宗派に別れ、日本だけでも数百の違う宗派があるそうです。
最近、キリスト教の中に「再統一運動」が盛んになり、共同訳聖書も出版されました。
なお「モルモン教」「エホバの証人」「統一教会(原理運動)」などは、
その教えからみてキリスト教とは言えないので、キリスト教から区別してください。
ミサとは何ですか
ミサとは、カトリック教会で行う一番大事な祈りです。
日曜日の他に、平日、また、結婚式、葬儀などの大事なときにも行います。
司祭が司式し、信者と共にミサをささげるのです。
ミサの由来は、キリストの最後の晩餐、彼が死を迎えようとされた時にさかのぼります。
その時、十字架の死を覚悟しておられたイエスは、
食事の途中、パンと葡萄酒の杯を取り、弟子に与えて、こう言われました。
「これは、あなた方の為に渡される私のからだである。これは、私の血である。
私の記念としてこれを行いなさい」
その時以来、教会はキリストの命令どおりに最後の晩餐の式を繰り返してきました。
それによってキリストの死と復活を記念し、
私たちの救いのために神にいのちをささげられたキリストに、こころを合わせるのです。
ミサのとき、私たちは、神の全ての恵みのために感謝をささげることにしています。
それで、ミサは「感謝の祭儀」とも呼ばれます。
なお、このとき、私たちはキリストを記念するために、まず、その教えを聞きます。
すなわち、ミサの前半には「聖書」が読まれ、「説教」が行われるのです。
日曜日に読まれる聖書の箇所は、原則として、「旧約聖書」から一箇所と
「新約聖書」からイエスの「使徒たち文書」と、「福音」のそれぞれの一箇所です。
毎日曜日、どんな箇所が読まれるかは、全世界の教会のために決まっています。
みなの便宜のため、その日の聖書朗読を印刷したものが準備されていますので、
教会の入り口で「聖書と典礼」というパンフレットをもらってください。
それはミサが済んでから持ち帰っても結構です。
ミサの順序がかいてある小冊子もあります。それを使ってすぐなれるでしょう。
歌われる聖歌は、また別冊にあります。教えてもらってください。
ミサの途中、みなが立って祭壇に進み「御聖体」という白いパンを頂くとき、
あなたは自分の席に残っておすわりください。洗礼を受けた方だけがいただくからです。
教会によって、そのとき、洗礼を受けていない方のために祝福をいのる習慣があります。
お望みならば、前に進み、頭を下げ、手を合わせたまま祝福をいただいてください。
イエスさまとはどういう方ですか
イエスさまは、私たちに神の道を教えて下さった方です。
およそ2000年前、イスラエルのベトレヘムで貧しい状態でお生まれになり、
30歳ぐらいで、国を廻って人々に教えたり、不思議なわざを行ったりされました。
しかし、わずか2、3年後、西暦30年ごろ、十字架にかけられました。
ところが、聖書が言うとおり、三日目に復活され、弟子たちにお現れになりました。
そして全世界にみ教え伝えるようにと命じられたのち、神のもとへお戻りになりました。
イエスさまは、ご自分が旧約聖書で約束された「メシア・キリスト」世の救い主、
また、天のおん父が世に遣わされた「神の子」であることを宣言されました。
ご自分の教えを「福音」、すなわち「よい知らせ」と呼び、
それに従って生きるならば、幸せになれると言われました。こうも教えておられます。
「自分と同じように、他人を愛せよ」
「自分が他人からしてほしいと思うことを他人にしなさい」
「もらうよりも、与えることに喜びがある」
神父さまは何をする人ですか
神父さまは、教会の指導者、神の道を教える人です。
ミサや他の礼拝を司式するので、「司祭」とも言われます。
みなのために祈り、信者のを導き、教えを説くのです。
子供も大人も、年配の方も、どなたでも気楽に神父さまに話し、
かれと相談し、悩みを打ち明けることができます。
神父さまの住まいは、教会の側にある「司祭館」です。
自分のすべてを神と教会にささげますので、カトリックの神父は結婚をしません。
それは、みなのお父さんになるためです。
教会が大きければ、二人以上の司祭が仕事を分担し、
「主任司祭」の他に、「助任司祭」その他の担当者がいます。
また、イエスの教えを伝えるために「宣教師」として外国から来た神父もいます。
むずかしい日本語を覚えて、日本人のために命をささげている方々です。
洗礼とは何ですか
「洗礼」とは、キリストに従って生きようとする人のための入門式で、
2000年前にヨハネという人がイエス・キリストにバプテスマ(洗礼)を授けたことに発しています。
受けられるのは、よく準備した上で、自分からそれを望む方々に限られています。