コカノキ(マチュピチュ遺跡内の植物園) | コカノキ(またはコカ)
ペルーおよびボリビア原産の常緑低木。標高700〜1700mで栽培される。葉は互生し長径5−6cmの楕円形。花は初夏に咲き、小さく白〜黄緑色、花弁は5枚。約1cmの赤い実をつける。葉にアルカロイドのコカインを含む。コカインには局所麻酔作用や中枢興奮作用などがある。局所麻酔薬として医薬品に用いられる一方、刺激を求めて嗜好品として乱用すると重い薬物中毒や薬物依存に陥ることから、多くの国で使用が厳しく規制されている。日本では麻薬に指定されており、コカインはもちろん、コカの葉もティーバッグも持ちこむことはできない。 |
上の写真の拡大 | コカノキはアンデスに行ったらぜひ見たい植物の一つだったので、インカトレイルを歩き始めた時に、ガイドさんに「コカノキがあったら教えて下さいね」と頼んだ。でも「このトレイルにはありません。もう少し低いところでないと・・・。マチュピチュにはあります」という返事だった。マチュピチュの小さな植物園にあったのは、高さ1mたらずで、葉は柔らかそうな明るい緑だった。 |
乾燥したコカの葉に熱湯を注いで飲む。 |
レストランのコカ茶 |
コカ茶のティバッグ |