中庭を囲んで食堂があり、朝食をいただいた。 |
大きな素焼きの壺にフクシャやゼラニウムが美しい。 |
リマには10時半に到着。大型バスで、ナスカへの旅だ。当初の計画ではジェット機でナスカに飛ぶ予定だったが、昨今の原油値上げのあおりで飛行機が飛ばないと言うので、7時間のバスの旅となった。それはそれでパンアメリカンハイウェイ沿いの風景を見られるので楽しみだ。と言っても延々と砂漠だったが・・・。旅立ちの前に、リマでお土産屋さんでのショッピングと、ランチを取った。ランチはいつものバイキングだったが、アンデスには2〜300種はあるというポテトの料理がおいしかった。
ナスカの旅へのガイドは若い女性が2人。一人は日系2世で、もう一人は10〜18歳の間、日本(栃木県)に8年いたというスペイン系の女性だ。2人とも日本語は流暢だ。ハイウェイ沿いの風景は太平洋と砂漠だ。日本からの南米移民はペルーが最初だそうだが、この砂漠を前にした人々は何を思っただろうか?広い海を眺めては、彼方の日本を思ったに違いない。年間雨量1mmだそうだが、地下水利用で畑が広がる。アスパラガスが有名だそうだ。
スペイン統治時代、ブドウが採れて良いワインができたそうだ。そうしたら、本国スペインからのワインが売れなくなったので、ワイン作りが禁止されたという。その結果、入植者たちはブドウから蒸留酒ピスコを作ったのだそうだ。今ではワイン作りはチリが盛んだという。私はアルコールに弱いので、ピスコは試さなかった。途中トイレ休憩をはさみ、暗くなった頃にイカのホテルで夕食。さらにバスに乗ってナスカのホテルに着いたのは夜も遅い10時頃だった。
セスナ機から見た地上絵(くも)。 |
展望台から見た地上絵(手)。わかりますか? |
雨期に水が流れた跡。 |
山の斜面の地上絵(宇宙人)。 |
ライヘ女史が建てた展望台。 |
展望台の建っているところ。パンアメリカンハイウェイ。 |
ホテルに戻って、青いプールとヤシ、赤い腹を見せる小鳥を眺めながらビーフシチューの昼食をとって帰路に着いた。2回目のトイレ休憩はお土産屋さんで、インカの村の風景を刺繍したクッションヌードを2枚買った。すでに購入済みのタペストリーやテーブルクロスもあるし、インカ一色の部屋ができそうだ。
ホテルの中庭。 |
ヤシの葉影に小鳥が2羽。 |
拡大して見る。オスとメスだろうか? |
すっかり暗くなってからリマに着いた。夕食は高級レストランでパエリヤ風の夕食だった、隣の部屋では日系人カップルの結婚披露宴が行われていた。日付が変わった頃のフライトでアトランタに向かい、充実したペルー滞在丸8日間の旅は終った。