(1)クスコ近郊の遺跡巡り


サクサイワマンの要塞

2008年9月5日(金)リマへ

いよいよペルーへの出発日だ。
参加者33名(トレッキング組20名、チチカカ湖観光組13名)にI氏とツァーリーダー3名。15:30に成田を出発し13時間の空の旅でアトランタに到着、リマ行きに乗り換えて6時間、着いたのは同じ5日の22:50だった。バスでホテルに着いた頃には日付が変わっていた。

9月6日(土)クスコ観光

4:15に起床、5時半には空港に向けて出発。7:45発のクスコ行きの飛行機に乗った。リマの空港でフライトを待つ間の短い時間に、土産物店で、“マチュピチュの花”、“聖なる谷の樹木と灌木”、“マチュピチュの鳥”という3冊の図鑑を見つけた。日本を発つ前、ペルーの植物の予備知識をと思って本屋さんや図書館で図鑑はないかと探したが、そんな本は見つけられなかった。それが旅の始まりで欲しいと思った本に出会えた幸運を喜び、すぐに購入した。英語とスペイン語で説明がある。同じ本はマチピチュの麓の街でも売っていた。

クスコまでは1時間、いきなり3360mの高地である。写真で見慣れたオレンジ色の煉瓦屋根の街並みだ。すぐに、バスに乗って近郊の遺跡巡りが始まった。日干しレンガの民家と乾いた土地に植えられた白っぽいユウカリの大木があちこちに見えた。クスコからオリャンタイタンボにかけてのウルバンバ川沿いの谷間は"聖なる谷”と呼ばれた。

クスコの町並み

民家。日干しレンガと瓦で街全体が赤っぽい



サクサイワマンの要塞1

最初の見学地はサクサイワマンの巨大な要塞だった。身長を遥かに越える巨石がきっちり並べられていて、圧倒された。バスの待つ出口には、民族衣装の女性たちがアルパカとともに写真のモデルになっていた。

標高3675mのタンボマチャイでは、バスを降りてわずかな坂道にも息が切れた。山肌は乾ききっているが泉があり、美しい石積みの間から水が流れていた。


サクサイワマンの要塞2

サクサイワマンの要塞3

アルパカと民族衣装の女性


Polylepis. 赤茶色の木肌のこの木はインカトレイル
でもよく見かけた。

タンボマチャイの遺跡1。この遺跡は水路(画面
左下に見える)が有名らしい。

タンボマチャイの遺跡2。乾ききった土地にも水脈
があるようで水が導かれ、水路が作られている。

糸を紡ぐ女性。両膝にアルパカの仔がよりそう。

民族衣装を着た子供と、普段着の子供たち。

民家。中央の入口の真上の屋根の上の十字架と
素焼きの動物が見えますか?(右:拡大写真)

屋根の上のお守りらしい。