多摩川癒し研究について

研究の趣旨と参加の呼びかけ

研究の正式名称
体験的方法による多摩川の癒し効果とバリアフリーに関する研究

研究の背景
1987年に世田谷区で結成された「地域における医療・保健・福祉をともに考える会」の活動、1995年から実施された「障害者とともに二子玉川へ出よう」実体験、1997年3月フィジー共和国に13名の障害者を含む総勢51名がでかけた民間とフィジー国との国際福祉交流などが本研究の背景にあります。

研究のきっかけ
1997年11月多摩川源流を市民、自治体職員、河川管理者合わせて45名が訪ねた際、「五感を大事にした川づくり」などが話題になり、「障害者とともに体験的な方法で多摩川の癒し効果を探り、バリアフリーの川づくり」について研究しようということが話題になりました。それがこの研究実現のきっかけです。

研究内容
多摩川の癒し効果を、「障害者」・「健常者」がモニターとなって、散歩、釣、バードウォッチングなど多様な実体験を行い、浮き彫りにします。
同時に河川空間にふさわしい車椅子などの移動器具の開発や、河川空間の整備方法などについて検討します。

参加の呼びかけ
これまで、河川と「障害者」の本格的な検討があまりなされていないため、さまざまな立場・角度からの検討が必要と思います。

ぜひ多くの方々がこの研究にご参加いただけることをせつにお願い致します。


「多摩川癒しの会」について

研究会の誕生
平成10年4月18日、障害者用河川敷水洗トイレ設置を記念して開かれた「みんなで多摩川兵庫島に出て、語る集い」に主催メンバーの一員として参加し、最初の研究会活動となりました。
5月27日に第1回研究会が開かれ正式発足。平成12年12月「多摩川癒しの会」に名称を変更。

研究メンバー
長谷川幹先生(桜新町リハビリテーションクリニック院長)を会長に世田谷、川崎の市民、世田谷区職員が参加しています。河川管理者である京浜河川事務所の所長さんにはアドバイザーになっていただきました。事務局は「特別養護老人ホーム博水の郷」が担当しています。