(5)インカトレイル2日目


ワイリャバンバの朝

〜キャンプ地の朝〜

9月8日(月)

5:45 モーニングコール。ポーターさんがカップ1杯のコカ茶とお湯の入った洗面器をテントまで運んでくれる。朝食、体操後、その日の行程に必要な物だけを背負って7:55に出発。寝袋や着替え、キャンプ地で必要な物はポーターが持ってくれる。トレッキングに不要な物は、予めマチュピチュの麓の村アグエスカリエンテスやクスコのホテルに送ってある。出発前に、ポーターを一人一人紹介してくれた。ほとんどは出発地近くのミスミナイ村の出身らしい。最高齢は74歳だそうだ。シェフはちゃんとコックさんの帽子をかぶっている。

こんなテントに寝ました。

ポーターを含めるとこんなに大勢になりました。

料理人やポーターの紹介を受ける私たち。



ガイドさんが料理人やポーターの紹介をしてくれま
した。左端の帽子をかぶっているのはシェフ。背後
のテントはキッチンです。

〜ワルミワニュスカ峠を越えて〜


岩陰で身体を休めたのでしょうか?遺跡です。

はじめは、緑豊かなジャングルの趣きでした。
今日はいよいよコース中の最高地点ワルミワニュスカ峠(標高4200m)越えだ。苔をまとったダケカンバの仲間の樹木や、オンシジウムに似たdancing lady 等の植物を観察し乍ら、ゆっくり登って、12時にDethという意味のキャンプ地アヤパタで昼食。そこの岩陰で骸骨が見つかったのでそういう名前になったそうだ。初めは氷雪の峰々が遠くに見えていたが、峠に着く頃は霧ですっぽり覆われた。3時半に峠に到着。皆、達成感に浸る。私は富士山にも登ったことが無いので、北岳の3192mから一気に1000mも記録を更新したことになる(ケーブルカーで登ったスイスの山は除いて)。高山病は大丈夫そうだ。多少の頭痛はあったが・・・。

峠を下ってトイレのある辺りから小雨が降り出した。雨具を着るのが面倒だったので、折りたたみ傘をさして歩いたがこれが意外と良くて、傘無しの連中より濡れなかった。5:45 にキャンプ地パカマイヨ(3635m)に到着。最高地点を越えて何ともないので一安心。夜半には満天の星に感激、南十字星を探したがわからなかった。低くて見えないのだそうだ。

こんな石畳の道がマチュピチュ
まで続きます。

いよいよ蘭の出現です。
Dancing lady

Polylepisという樹木。幹のコケは、
ついては落ちるそうです。

変わった植物です。


すでに峠(4200m)に到着したパーティの歓声が聞こ
えそうです。

辛い登りを元気づけてくれる草花です。


峠を越えてゆるやかな下り道。4000mを越えていま
すが草原です。乾期なので枯れ草なのでしょうか?