ヒトリシズカ(一人静)

Chloranthus japonicus、 センリョウ科センリョウ属


2006.6.3 蓼科高原(長野県)




花穂は、暗紅色を帯びた若い葉に包まれて出て来ま
す。 2009.5.3 八ヶ岳山麓(北杜市)
北海道〜九州に分布。山地の林に生え、高さ20〜30cmの多年草。葉は4枚輪生状に対生し、その中心から花穂を伸ばし、白いブラシ状の花穂をつける。花穂は長さ2−3cmで、萼や花弁はなく、雄しべの花糸が集合したもの。白い糸状の花糸は3本セットで、根元に葯を持つという変わった構造をしている。名は静御前が舞う姿にたとえたと言われる。同じ属にフタリシズカがあるが、そちらは花穂が1〜5本で、花糸は短い。


ヒトリシズジカは春の花ですが、蓼科では6月に咲いていましたので、ここに載せました。


花はこんな作りです。糸状の花糸の根元に黄色く見
えるのが葯でしょうか? 2009.5.3 八ヶ岳山麓




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