八ヶ岳とその周辺の花

2008.7.6 雨池(長野県)


 八ヶ岳連峰は山梨県と長野県にまたがる火山帯で、山並は北八ケ岳〜蓼科山へと続きます。アルペンムードにあふれる南八ヶ岳は気合いを入れて登る山ですが、北八ケ岳は森と池の親しみやすい山域です。ピラタスロープウェイを利用すれば、東京から日帰りできますので、私は気軽に訪れます。山麓一帯には別荘地が広がり、リゾート開発も盛んで随分賑やかになりました。西側の蓼科高原は落葉松などの落葉樹林ですが、続く八子が峰〜白樺湖〜車山〜霧ヶ峰〜八島湿原へと明るい草原が広がります。
 個人的には、南麓に山荘もあり、蓼科山の北面には山好きの仲間たちが集う山小屋がありますので、若い頃から親しんでいるエリアです。長野新幹線が開通して便利になった反面、マイカー社会を反映してバスの便が少なくなってしまったのも時代の流れでしょうか・・・。
 ここでは、よく訪れる南麓や蓼科高原、北八ケ岳の花が中心になります。まだ見ていないツクモグサやチョウノスケソウに会いに梅雨時の八ヶ岳へもぜひ行きたいと思っています。(2009年5月9日記)

【八ヶ岳周辺の四季】
4〜5月ー山麓の春は4月半ばくらいからでしょうか、ネコノメソウ、スミレやサクラソウの仲間が咲き始め、山桜が咲き木々が芽吹くのはゴールデンウィークの頃です。
6月ー標高の高い高原や山で花が一斉に咲き出します。蓼科高原ではウワミズザクラやコナシなどの木の花や、林床に咲くクリンソウやベニバナイチヤクソウが満開となります。北八ケ岳では、ミネズオウ、ミツバオウレン、オサバグサ、コイワカガミ、マイズルソウなどが、次々と花開いて、梅雨の晴れ間の楽しい山歩きとなります。ピラタスロープウェイを利用すれば、東京から日帰りも可能で、私は空をにらみながらフラリと訪れます(2009年7月3日記)。

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【6月】

【山麓の春】