コイワカガミ(小岩鏡)

Schizocodon soldanelloides f. alpinus , イワウメ科イワカガミ属


2008.6.8 高峰高原(長野県)



ピンクの花です。2008.7.6 縞枯山
北海道と本州の山地〜高山に生える。高さ5−10cm。葉は全て根生葉で、円形で厚く光沢がある。花茎の先に1−5個の釣り鐘状の花を下向きに付ける。花は長さ1.5〜2cmで、中程まで5裂し、さらに浅く細かく裂ける。


この時期の北八ケ岳では、白い花ばかりと言ってよいくらい。オサバグサ、マイヅルソウ、ゴザンタチバナ、ミツバオウレン、コミヤマカタバミ、シロバナノヘビイチゴ・・・。そんな中でコイワカガミのピンクは彩りあざやかです。
高峰高原は、八ヶ岳連峰からは離れて長野新幹線の向こう側、浅間山の並びにある山域で標高2000m、佐久平からバスで約1時間で(小諸からなら40分)、湿原や温泉のある気持ちのよい高原です。ここのコイワカガミは色がとても濃いのが印象的でした。


花の拡大です。花の中をのぞくと雄しべが黄色で目立ちます。
2008.6.8 高峰高原(長野県)

葉は光沢があります。2006.6.24 縞枯山


縞枯山山頂付近の縞枯現象です。2006.6.24





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