高山の花(Alpine flowers)
チシマギキョウとタカネツメクサ 2006.8.3 鹿島槍ヶ岳(長野県)
♪お花畑で、昼寝をすれば、チョウチョが飛んで来て、キスをする♪
ご存知、“アルプス一万尺”の二番の歌詞ですね。十代の頃、この歌を聞いて、「アルプスのお花畑って、どんなところかしら?」と想像を膨らませたものです。姉たちが、会社や大学の山のサークルで、アルプス(日本)の山に登り、お花畑が素敵だという話を聞かせてくれるたびに、「いつか私も・・・」と思っていました。そして、20代から30代にかけて、北アルプスや南アルプス、東北の山を歩いて、美しい高山植物を楽しむことができました。アルプスのお花畑と聞いて思い浮かべるのは、樹林帯を抜けた稜線で、チングルマやハクサンイチゲの白い花、ミヤマキンポウゲやキンバイソウの仲間たちの黄色い花々が咲き乱れる風景です。その中にハクサンフウロのピンクやチシマギキョウの青が混じります。稜線のお花畑では、強い風にさらされるため、どの植物も丈が低く、強い紫外線のためか色が鮮やかです。蝶や蜂も短い夏を花と共に生きています。ライチョウやイワヒバリに出会うと嬉しくなります。もちろん、お花畑で昼寝などとんでもありません。足も踏み入れてもいけません。そっと愛で、写真を撮らせてもらうだけだです。
東北や北海道では、北アルプスのように高い所まで行かなくても、たくさんの高山植物が楽しめます。いつまでも、山歩きを楽しみたいと思っています。(2009年8月19日記)
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【鹿島槍ヶ岳】
